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9/18/2010

『獣の奏者 外伝 刹那』 より

上橋菜穂子さんの作品が大好きなんですが、こういう大人な文章が載っていて、ちょっと共感してしまったので、ご紹介します。

『たとえいっときでも、異常なほどの密度で凝縮された人の思いは、炭のようなものなのだろう。燃え終わっても灰にはならず、黒くなめらかな冷たい塊となって胸の奥に沈み、火がつけば、また燃える。若木のように煙をあげて燻ることはせず、身の奥に光も熱も秘めたまま。
とはいえ、これだけ時がたってしまえば、その火はもう炎にはならない。胸の底で遠くゆらめく灯りのようなものだ。』

これは大人でないとわかりませんね。(・・;)
って、自分はいつまで経っても大人だとは思ってないんですが。。

上橋菜穂子さんは児童文学を書く作家として知られていますが、この『獣の奏者』に関しては上橋さん自身も断言しているように、“児童文学ではない”のだそうです。男女の絡みもきちんと書いてあって、“あ、なるほど。。”と。(でも、私は多くを書かずにそれとなく男女のそれを匂わせていた『守り人シリーズ』のほうがやっぱり好きです。)

私の究極の男性は、『守り人シリーズ』に出てくるバルサの養父・ジグロだなぁー。。
ジグロのような男性がこの世に存在しないのが、残念至極にござりまする。。

※『守り人シリーズ』をご存知ない方は、ちょっと参考程度にこちらをどうぞ。

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