ページ

4/11/2010

+ 古い言葉と人間

この前、翻訳をしてる友人が『ICレコーダーなのに「テープ起こし」って言っちゃいますね』ってtweetしてたので、思わず反応してしまいました。ごめんなさい、Rさん。妙なこと言って。忙しかっただろうに・・・。今後、注意します。m(__)m

上の友人のtweetで思い出したのが、"pull over"という言葉。
アメリカでは普通に使われている言葉で“車を路肩に寄せて止める”という意味です。
車を止めるのに、なんで"pull"(引っ張る)のか?
不思議でしょ?
でも、この言葉が出来上がった背景を知ると、なるほどと納得します。
まだ馬車が普通の移動手段だった頃、この言葉が出来上がったと思われます。
つまり、馬車を路肩に止めようとする時には、馬の手綱を“引っ張って”馬を減速し、馬車を路肩に止めた、と。そういうことです。
今現在、馬車から自動車の時代になって久しいと思いますが、この言葉は未だに普通にアメリカで使われています。(イギリス、オーストラリアで使われているかは私は知りません。あしからず。)

言葉って、それがもう古くて社会の変化と相応していないんだけど、それでもそのまま変わらずに使われるっていうのはありますよね。友人の言う『テープ起し』もそうだし。

もう一つ、時代は変わったのに言葉は昔の言葉を引きずってるというのを、アメリカにいる頃、気づきました。
アメリカには、ちょっと変わった地名がたくさんあるんですよ。
私はオハイオとワシントン州(シアトルのある州)にいたんですが、例えば“Chilicothe"とか"Walla Walla"とか第一"Seattle"もそうなんですけど。みんな、 もうそこにほとんど住んでいない先住民族に由来する地名なんです。(ちなみにSeattleは酋長の名だったそうです。)おもしろいなって思うのは、アメリカ政府はそういう先住民族の人達を弾圧し、今やReservationなんかに押し込めているくせに、地名はその人達が使っていた地名やら酋長の名やらを失くすことなく使ってる。アメリカって変で、よそから移住してきたんだから自分で知恵を絞って地名を作ることができたはずなんだけど、そういうことは全くしない人達だったみたい。 だって、B erlinとかParisとかWashingtonとかPortsmouthとか、どっかで聞いたことのあるような地名がてんこ盛り。(まじめにBerlinとかParisとか実際にあります。)そして、自分達が弾圧した人達が使っていた言葉の地名の数々。。(・・;)(・・;)

ま、変なのは日本でも一緒なんですけどね。
ほら、北海道の地名。
北海道は独特で、どの地名も昔から住んでいたアイヌの人達の言葉を使っているでしょう。 昔から本土の日本人に弾圧されて、生粋のアイヌの方もかなり少数になっているとも聞くけれど。。それでも、地名だけはしっかり残っている。

他の国でもそういう例ってあるのかなぁ?
人間て、どこでもおんなじことするんだよね。
だから人間なのかなぁ。

0 件のコメント: