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6/16/2010

+ ドラッカー先生によると・・・

多分他の著書もおもしろいとは思うけど、『ネクスト・ソサエティ』(2002年刊)というドラッカー晩年の著書はおもしろいことがいろいろ書いてあって、いい。(笑) 日本の官僚のこととか、リーマンショックの予感とか(リーマンショックとは言ってないけど)、資本主義に対してかなりの疑念を持っていることとか書いてあって、ものすごく興味深い。ここでは、なかなか日本では言われない“官僚”の真の実態をぴしゃっと言い当ててる部分を紹介。

○日本の官僚について
『日本の官僚は、長年の不祥事と無能の暴露にもかかわらず権力を維持してきた。』
『この25年間、失敗ばかりしてきた。1960年代から70年代にかけては、補助すべき対象を誤ってメインフレーム・コンピュータに力を入れた。その結果、日本は情報産業だけでなくハイテク全般で大きく後れを取った。』
『日本の官僚は80年代にも失敗した。わずかな景気後退に脅えてバブルを招き、今日の金融危機をもたらした。銀行、保険、メーカーによる株と土地への過剰投資を招き、価格高騰を引き起こした。その結果、最悪ともいうべき不良債権を発生させた。しかも官僚は、90年代の初めにこのバブルがはじけたとき、経済を立ち直らせることができなかった。そこで株価と地価を引き上げ、消費と投資を刺激するために、ニューディール時代のアメリカを上回る資金を注ぎ込んだ。しかし効果はなかった。』
(ドラッカーはあらゆる事象を検証・観察してきている人なので、これだけのことが言える模様。)

日本じゃ、誰もこんなはっきりしたこと言う人いないよね。第一、“官僚は頭がいい”というのが日本では定説で、誰も疑う人がいないもん。けど、これが隠れ蓑になって不祥事を繰り返してものうのうと生き残ってる、というのが現実なんだろう。『アメリカを除いた先進国では、エリート層が存在しなければ、政治の安定も社会の秩序もありえないことが常識となっている。』のだそうで、全く困りもの。

“官僚は無能”・・・やっぱりね。(笑)
去年の政権交代の後、元官僚の片○さ○○女史がこんなことを言った。
『コンクリートから人へって、公共工事をやめたらたくさんの失業者が出るのに、どうするの。公共事業はもっとやらなきゃだめよ。』(こんな意味合いでした。一語一句合ってないかも。)

公益資本主義を唱える原丈人さんが『公共事業ばかりやったら(国は)借金を増やすだけだ。』と『新しい資本主義』で書いてる。また、公共事業ばかりやるってことは、国民の税金を使うだけでお金を生み出すことをしないんだから、そのうち破綻するって、ちょっと素人が考えただけでもわかる。この事例を見るだけでも“官僚は無能”ということが実感できる。

でも同時にドラッカーは、“官僚はおそるべき耐久力がある(しぶとく生き残る)”とも言ってる。昔のフランスの軍部が前例としてあるそうだ。ドラッカーが言ってるんだから、本当なんだろう。なんとも悔しい。

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