『あいつを、待つ。もう、四十年、あいつを待っていた。』
(半分、青い。ノベライズ版より)
律が言い放ったこの言葉で、私の脳裏には律と鈴愛の40年の歴史がぱらぱらーーっと浮かんできて、『うわぁ〜、40年かぁ』と二人の時間の重みに圧倒された。
この感じ、重さを持つ時間の圧迫感というか、圧倒した感じを、他の作品でも感じた気がして、なんだろうと思っていたら、東野圭吾の『白夜行』だった。
どちらも男女二人、幼い頃から支え合ってきた人生を描いている。
一つは明るい陽の下で家族にも支えられながら、女性は明るい太陽のように、男性はそっと輝く月のようにお互い支え合い、支え合って生きていることが希望となっている。
後の一つは、これは二人が出会った時から太陽とは無縁の世界で男性は白夜の中に浮かぶ弱々しい陽の光をかざし、その下でかろうじて毒の花として成長していく女性の、こうしなければ生きてこれなかった二人を描いた作品。 こっちは絶望しかない。
どちらの作品も時間の長さとそれを共有する濃密な時の重みを感じるところがあり、その中に男女二人が生きる生命力みたいなものやらきらきら輝く部分、そんなものを感じる。
どちらも甲乙つけがたい心に残る作品になってきた。
ちなみに、この素晴らしい作品(ドラマ)どちらにも出演されてる方達が二人いらっしゃる。
余喜美子さんと麻生祐未さん。
なんか、すごい。どっちにも大事な役として出られてるのが。
(2018年8月31日現在、ドラマ『半分、青い。』はあと残り1ヶ月となっており、ドラマとして最後の結末がどうなのかはっきりわからない。また終わってから書こうと思う。)