<鈴愛と律の関係とは、体の関係があってもなくても生涯ずっと思い続け、深いところで繋がっている、っていうのが1つの定義かもしれない。>
この二人の関係、絆って意外と色んな人が経験してるのかも。
例えば、相思相愛の二人のどちらかが何らかの事情で旅立ち、不幸にもその人が亡くなって、残された人は忘れられずに一生亡くなった人を想い続ける。途中別の人と結婚したとしたら、連れ合いに知られないように墓場まで持っていく秘密として。
あ、浅野忠信のおじいさんとおばあさんがそうかも。
米軍の兵士だったおじいさんは、日本に来て日本人の女性と結婚。女の子をもうける。男性はアメリカに帰らなければならなかったけど、事情で母子は一緒にアメリカに渡ることができなかった。おじいさんは失意の中アメリカに戻り、その後別の女性と結婚し家族を大事にした。けれども、亡くなるまで日本に置いてきた母子のことは内緒にしていた。亡くなった後、おじいさんの身辺整理をしていたら、財布の中から日本に置いてきた娘の写真が見つかる。アメリカの家族には内緒にしていたけれど、ずっと亡くなるまで想っていたのよ。日本に置いてきた母子のことを。その写真にあった娘さんが浅野忠信のお母さん。
そういえば、リリー・フランキーの両親もそんな感じ。
両親共嫌いになって別れたわけじゃないのに、別れなければいけない状況になって、後年、お母さんが病気になったらちゃんとお父さんが駆けつけてリリーさんと二人で看病していた。。好きなのに別れなきゃいけなくなるのって悲劇だけど、でも、最期は看取ってあげられたお父さん、リリーさんと一緒に素敵だな、と思った。
鈴愛と律は、ドラマの最後では二人想いを伝え合うけど。
想いを遂げずに最後まで隠し通して生きて行く人もたくさんいるんだろうな。
だからかな。
鈴愛と律を見ていると、とにかくぎゅっと抱きしめてあげたくなる。
これからきっとずっと一緒なんだから、幸せに生きててね、って言ってあげたくなる。
不思議な不思議な物語だった。