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3/04/2014

会議通訳者・長井鞠子さん(NHK プロフェッショナルより)

会議通訳。。
大嫌いな仕事です。(+_+)
自分の好きなフィールドの通訳ならまだしも、会議通訳となるとそうでない場合が多く、とても苦手だった。特に工業通訳を何度もやったことがありますが、機械のことを通訳するのも難しいのに(自分の苦手な分野だったし)、それを会議で、難しい顔をした人たちが集う場所で通訳するなんて、とんでもないことでした。(自分が理解できてることならいいんだけど。。)ただ、会議ではなく、現場での逐次通訳なら結構楽しかったですよ。

以下、友人のFBのシェアした記事で私が書き込んだことに加筆したものと、加えてこの番組でちょっとほっとした場面について、書きます。

通訳って瞬発力。
そこでしどろもどろになって大恥をかくことが怖い、、、という経験は何度もあります。いつもなんとか取り繕ろいましたが、どうしようもなかったこともあります。本当に恐ろしい。小心者の私は、もう会議通訳は二度とやりたくありません。(その現場を熟知した人ならまだいいかもしれませんが、いつも違う場所に行って違う資料を読み込んで、のフリーランスの会議通訳の方は余計にその恐ろしさを知ってると思います。)

長井さんはその恐ろしい体験に苛まれたことがあるにもかかわらず、それ以降精力的にお仕事を続けてらっしゃる。その原動力はなんだろう?と 思って、番組を観ていました。

お母さんの言葉だったんですね。彼女のことを本当に理解しているお母さんの言葉。。素敵だ、と思いました。通訳は、日本語と英語、どちらにも精通してないとできない仕事。どうやったらどちらにも自然に聞こえる言葉で伝えることができるか。日々、猛勉強ですよね。そして、日本語を大事にされてる長井さん、やっぱり素敵だ、と思いました。

この番組で印象的だったこと。
長井さん、福島での通訳であるご婦人がふと漏らした「リンドウ」という言葉を訳すことができなかった。こんなにすごい通訳の方でも知らない言葉があったんだ、とちょっとほっとしたというか、親近感が湧きました。普通の人と一緒だな、と。(笑)

リンドウは、確かあの辺りで栽培され出荷されている花卉で、 「リンドウ」のことを心配していたご婦人は、311以前は「リンドウ」を栽培することを生業としていたんでしょう。原発のおかげで自分たちの生業を奪われた、と訴えたかったんだと思います。でも、当のご婦人は「生業を奪われた」とは直接には言いませんでしたけどね。通訳者は、リンドウが福島で栽培されている、という背景をよく知らないと、うまく訳すことができません。知らないと、なぜいきなりリンドウが話に出てきたのか、わからないから。わからないことは訳すことができないんです。

会議通訳者って専門用語やニュースばかり知ってればいいというわけではなく、この世にあるあらゆる情報を網羅することが必要不可欠。だから、どんなに猛勉強しても知らない言葉は出てくる。言葉だけではなく、その会議の背景になる事象も様々な角度から知る必要がある。そして情報と人の意思とそこで行われる思惑合戦と、全てを紡いでその場にいる人たちに提示するのが通訳者。長井さんは70歳になられてるということだったけど、まだ知らない言葉があるんだもの。本当に大変な職業だと思います。私には到底無理な職業ですけどね。(+_+)